CASE導入事例

関東バス株式会社様に在庫管理「棚番10」をカスタマイズし、納品いたしました

関東バス株式会社

業種:
旅客運送業 / 自動車分解整備業
納品システム:
棚番10 在庫管理システム(カスタマイズ含む)、PCクライアントアプリ、ハンディーターミナルアプリ(DENSO WAVE社製BHT-OS機)、ポータブルプリンタ(サトー プチラパン)

時間や経費の使い方をしっかり見直すため在庫管理のシステム化を検討

関東バス様より「車両整備部品の管理を目的に『棚番10』の導入を検討している」と、弊社のパートナー企業様を通じてご相談いただいたことがきっかけでした。

従来、関東バス様は営業所毎に在庫管理をされていらっしゃいましたが、以下のような課題を抱えられていました。

  • 部品の余剰在庫や在庫不足が発生していた

=>車両整備に使用する部品のため万一不足した際、運転業務に支障をきたしてしまう可能性がございます。 反面、余剰在庫が発生してしまうと部品が使い切れず、結果的に購入費用が余分にかかってしまいます。

  • 棚卸に時間がかかってしまい、時には残業してしまっていた

=>車両整備に使用する部品は種類が多く、また、部品を調達する担当が限られていることから棚卸に時間がかかってしまい残業時間が発生してしまっていました。

 

上記コストをカットするためにシステム化を検討する中で、弊社へご依頼をいただきました。

ご依頼に際し、関東バス様からは「すべての営業所の在庫が確認でき、かつ営業所間の入出庫操作ができるのは本社のみにしてほしい」というご要望をいただきました。 理由としては以下の二つが挙げられます。

  • 人的ミス予防

=> 他営業所の在庫を誤って入出庫してしまうことや棚卸のカウント、入力ミスなどを防ぐ目的です。

  • 本社による在庫管理

=> 営業所の在庫を本社が管理することで余剰在庫や在庫不足が発生することを防ぐ目的です。

そのため、弊社よりカスタマイズを提案し、ご了承をいただきました。

機能開発にあたって発生した課題と解決方法

本件では5箇所の営業所へシステムを導入するため、まずは現時点の在庫状況や各営業所でどのような管理方法をおこなっているかなど、システム要件の取り纏めからおこないました。

本社のご担当者様から営業所へ向けヒアリングをおこなっていただきましたところ、営業所によって部品の名称が異なっているケースがございました。

在庫管理では「マスタ」という機能があり、「物品マスタ」には名称や単位など、物品に関連する情報を登録します。マスタを作成する際、物品名は正式名称で登録することが通例です。

ただ、部品の名称が異なっている営業所は納品後に混乱が生じる可能性があったため、マスタは正式名称で作成することをあらかじめ告知するとともに、各営業所には名称の統一を依頼することで解決いたしました。

また、システムの面では本社が各営業所で抱える在庫数を確認、および操作ができる機能の開発に時間を要しました。

特に2点目については各営業所で同じ種類の在庫を抱えているため、どの在庫がどの営業所のものなのか区別をつける必要がありました。 これに対し、弊社は営業所と物品を紐付けることで解決。

導入する営業所の数だけマスタの作成やシステムの構築をおこなったため、可能な限り工数がかからないように努めました。 カスタマイズは半年ほど経て完成し、各営業所に導入いたしました。

導入後は「棚卸した際に在庫状況がリアルタイムで確認でき、余剰在庫や在庫不足の発生が防ぎやすくなった」とご好評いただいております。

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